狂気の凶器「The Shaggs」が開ける10代の記憶
70年代の恐怖
ご存知でしょうか?
ミーハーには受け入れがたい存在でありながら
70年代に音楽通を恐怖に染めた
伝説のロックンロールバンド
純粋サイコ培養された彼女達を
その名は
「The Shaggs」
彼女達のソレは文章ではとてもではないが言い表せない
そこで彼女達の代表曲を聞いて頂きたい
「My Pal Foot Foot」
ドラムはイントロのドラムソロからひたすらドラムソロ
謎の不協和音を鳴らすギター
イモ臭さ全開のボーカル
彼女達が何をそうさせるのか
そしてコレは何故この世に円盤として産み落とされたのか
プロデュースした人間の途方も無い悪意
それとも謎の美がそこにあったのか
何もかもが何故な音楽である
が、次の曲を聴いて自分にはある共感が産まれてしまった
Philosophy of the world
この曲名は彼女達の1stアルバムのタイトルにもなっている
ほんの少し、ほんの少しだが聞きやすい、 歌詞等聞いてられないが
Philosophy of the world
我々の住む世界は常に哲学が落ちているのだ
それを拾い上げ考えるか、一蹴に伏すのかは自分次第
彼女やプロデューサーはそう言いたかったのでは?
そんな気持ちにさせてくれるタイトルだ
そんなこんなで何故か2ndアルバムが発売される
アルバム名は
Shagg's Own Thing
彼女達は未知の道を歩むのだ、自分達しか歩めぬ道を
私はその未知が知りたくなり曲を聴いてみる
・・・・・・・・・・・・・・・・?
あれ、上手くなってね?
中学生レベル〜高校生の文化祭レベルではあるが
上手くなっている本来では褒められるのだが
コレは彼女達なのだろうか?
この方向なのか?それで行くのか?
と残念な気持ちになる
こんな思いのなか聞いているとある曲が流れ出す
戻ってこないのだ彼女達も自分の過去も
成長の中で産まれる謎の全能感があった無謀な自分
成長してある程度こなせるようになると何故か埋もれてしまう
そこからは才が無い限り抜け出せない
諦めて凡夫として行きていくか、もがき続けるのだ
自分は諦め凡夫である事を受け入れ
社会にもまれる事によりそれをあざ笑う側になっていたのではないか?
そんな事を考えさせられた
彼女達は...